ヤフーは8月4日、戦争の記憶と記録を伝える100年プロジェクト「未来に残す戦争の記憶」において、2年目の新企画「空襲の記憶と記録」と「軍事郵便で見る、戦争の記憶」を公開した。
未来に残す戦争の記憶は、報道機関や研究者などが所有する「戦争の記録」や戦争体験者の証言「戦争の記憶」を100年後の世代に残すためのプロジェクト。戦後70年にあたる2015年からスタートしており、プロジェクトの公開からこれまでに約130万人の閲覧があったという。
新企画の「空襲の記憶と記録」では、各地の空襲に関する番組と空襲体験者の証言映像、各地の空襲被害のデータを閲覧できる。空襲に関する番組は、多くの地域のできごとを伝えるため、各地のケーブルテレビ局(現在は、秋田ケーブルテレビ、ケーブルテレビ富山、CTY、伊万里ケーブルテレビジョンなど)から提供を受けている。また、日本の空襲被害に関するデータは、時事通信社からの提供だ。番組や証言については、今後も追加していく予定。
もう1つの「軍事郵便で見る、戦争の記憶」は、兵士が家族や知人宛てに戦地から送った手紙を解読し、手紙の画像とともに紹介する。公開時は、ビルマ(現・ミャンマー)に出兵していた小泉氏が家族に宛てた「小泉書簡」を掲載。今後は、他の手紙も追加していくほか、戦時中の社会の様子や戦地の風景などが描かれた絵葉書も掲載する。なお、手紙の提供や解読協力として、軍事郵便を研究している元専修大学教授の新井勝紘氏が参加している。
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