スマートフォンのタッチスクリーンは滑らかで触覚的な手がかりがないため、目の不自由な人には不適切なユーザーインターフェイス(UI)だ。利用者の増えているスマートウォッチにも、同じ短所がある。
この問題を解決するため、韓国のDotが点字で情報表示するスマートウォッチ「Dot Watch」を開発した。10月に量産を始める計画。価格は290ドル前後と見込む。
Dot Watchは、腕時計のように使う、やや厚みのある円形をしたウェアラブルデバイス。小さな棒が表面から飛び出るようになっており、スマートフォンとBluetooth連携して4文字分の情報を点字で“表示”する。
腕時計として時刻を示すほか、メールなどのテキストメッセージを指先で読めるようにできる。アラームやスマートフォンの通知を伝えることも可能。
ジャイロスコープ、加速度計、タッチセンサも搭載しており、スマートフォン側のアプリ次第でさまざまな機能を追加できる。
本体部分のサイズは直径42mm、厚さ12mm。重さは73g。22mm幅のバンドに対応している。
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