腹八分目を意識して適度な運動を続ければ健康的な体重を維持できるはずなのだが、目の前に美味しいものを出されるとつい手が出てしまう。多種多様なダイエット法が提唱されているものの、要は摂取カロリーと消費カロリーのバランスを調整すればよいのだ。例えば、ヨガやピラティスでインナーマッスルを強化すれば、基礎代謝量が増えて無理なく脂肪を減らせる。
そこに目をつけ、着るだけで消費カロリーを増やせるベスト型スマートウェア「Thin Ice Vest 2.0」がクラウドファンディングサービス「Kickstarter」に登場した。
Thin Ice Vestは、着ると体を冷やすベスト。冷えた体は体温を維持しようと脂肪を多く燃焼させ、消費カロリーが増えるそうだ。開発チームは、着るだけで500キロカロリーから1000キロカロリーのエネルギーを余分に消費できるとしている。つまり、寝ているあいだも、テレビを見ているあいだも、仕事をしているあいだも自然に脂肪が減っていくのだ。
2.0という名称から分かる通り、今回のThin Ice Vestは第2世代モデル。第1世代モデルは大きな冷却デバイスなどが目立つ形状で、とても外出時に着られるようなデザインでなかった。これに対し2.0は、ただのベストのように見えるスリムなデザインになったうえ、バッテリ駆動時間も長くなった。これなら、スーツなどの上着には響かないので、常に使える。
冷却温度などは、Bluetooth連携させたスマートフォンのアプリで調整する。アプリでは、着たことで消費したカロリーも確認できる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間7月15日まで。記事執筆時点(日本時間6月22日17時)でキャンペーン期間は22日残っているが、すでに目標金額3万カナダドルの2倍近い約5万7000カナダドルの資金を集めている。
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