撮影は“まばたき”で制御--ソニーのカメラ搭載コンタクトレンズの特許が公開

 撮影機能を備える眼鏡型ウェアラブルデバイス“スマートグラス”は、盗撮に悪用されると不安視されることもあり、普及が足踏み状態だ。ところが、ソニーの発明“ハンズフリー撮影機能付きコンタクトレンズ”が実用化されたら、スマートグラス以上に気付かれることなく、自然な動作で写真やビデオが撮れてしまう。

 この発明は、コンタクトレンズに画像センサやプロセッサ、メモリ-、無線通信機能、バッテリなどを搭載し、写真やビデオを撮影できるようにするもの。さらに、まばたきで撮影をコントロールするアイデアにも言及している。

公開されたソニーの特許(出典:USPTO)
公開されたソニーの特許(出典:USPTO)

 ソニーが米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間2016年4月7日に「CONTACT LENS AND STORAGE MEDIUM」(公開特許番号「US 2016/0097940 A1」)として公開された。出願日は2014年2月12日。

 もっとも重要な第1クレーム(請求項)では、単に撮影機能を備えるコンタクトレンズの構成要素だけを列挙。これに続くクレームで、撮影データをストレージに保存する仕組み、撮影データを外部デバイスへ無線送信する仕組み、まばたきで撮影を始めたりする仕組みなどを説明している。

まばたきで撮影を制御する実施例のフローチャート(出典:USPTO)
まばたきで撮影を制御する実施例のフローチャート(出典:USPTO)

 さらに、ズームやフォーカス、絞りの制御などもまぶたの開け閉めでコントロールする考えだ。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]