就労も就学もしていない状態を示す「ニート(Not in Employment, Education or Training:NEET)」でなく、積極的な運動をせず普段の活動でカロリー消費を増やす概念である「ニート(Non-Exercise Activity Thermogenisis:NEAT)」をご存じだろうか。仕事などで運動時間を確保できない人でも、日常生活の動きを健康維持に役立てようという考え方だ。
このニートを実現させるスマート運動デバイス「HOVR」を、クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で見つけた。HOVRを使えば、デスクワーク中に足をブラブラさせてカロリーを消費できる。
HOVRは、机の天板からぶら下げるか、机の下の床に置くかして使う運動器具。両足を乗せられるようになっていて、椅子に座って仕事をしている最中に足を動かせば運動効果がある。カウチポテトしながら運動することもできる。
開発チームによると、座っていてもウォーキングに近い運動量があり、知らず知らずカロリーが消費される。具体的には、カロリー消費量が座っている場合に比べ17%以上多いという。また、足を動かすことで血液が心臓へ戻りやすくなり、足の疲れやむくみを予防できる。
スマートフォンと連携する機能も備え、運動量や消費カロリー量、目標達成状況などのトラッキングが可能。スマートウォッチでもデータを確認できる。
Indiegogoでの目標金額は3万ドル。記事執筆時点(日本時間4月13日14時)で約2万4000ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと1カ月ある。
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