2015年5月に施行された「SIMロック解除義務化」を受けて、本格的にスタートしたSIMロック解除。その前からNTTドコモやソフトバンクは一部の機種でSIMロック解除に対応していたが、義務化されたことで大幅に対象機種が拡大した。
購入後6カ月あるいは180日経過など一定の条件はあるものの、人気機種のiPhoneもようやく対象となり、2015年9月25日に発売されたiPhone 6s/6s PlusのSIMロック解除が可能になった。auは「機種購入日から180日以上経過している機種であること」を条件としており、発売日当日に購入していれば、最短で2016年3月23日からSIMロック解除が可能になっている。
主な条件 | 6sシリーズの最短解除日 | 方法と手数料 |
---|---|---|
・2015年5月以降に発売された対応機種 ・機種購入日から180日以上経過 ・ネットワーク利用制限中のau携帯電話でない | 2016年3月23日 | auお客さまサポートサイト:無料 auショップ:3000円(税別) |
3社とも条件を満たせばオンラインにて無料で解除でき、店舗などに出向く必要はない。今回は、auで購入・契約したiPhone 6sを使い、オンラインでのSIMロック解除を実施したので、その手順をお伝えする。
◆SIMロック解除の手順まとめ◆
(1)あらかじめiPhoneの「設定」>「一般」>「情報」の順にタップし、IMEIまたはMEID番号を長押ししてコピーする
iOS デバイスのシリアル番号の調べ方:アップル(2)「auお客様サポート」のページで、IMEIまたはMEID番号を入力し可否判定を受ける
(3)判定結果が「○」であれば、専用ページから解除を申し込む
筆者は2015年9月26日にiPhone 6sを購入したので、3月24日に「auお客様サポート」の、SIMロック解除の可否判定ページへアクセスした。入力枠にあらかじめコピーしておいたMEID番号を入力して判定ボタンを押すと、判定結果は「○」。SIMロックを解除できる端末ということだ。
それと同時に表示された「SIMロック解除のお申し込みは、こちらからお手続きを行ってください」というリンクにアクセスすると、過去に契約した端末の情報が表示されるので、そこでiPhone 6sにチェックを入れる。
あとはSIMロックを解除する理由を聞かれるので、正直に1つ選んで答えればいい。用意されている項目は「国内他事業者SIMカードを利用」「MVNO事業者のSIMカードを利用」「海外事業者SIMカードを利用」「その他」の4つ。
どれか1つを選ぶと、さらに詳細な質問が1つある。たとえば、「国内他事業者SIMカードを利用」を選ぶと、「ドコモのSIMカードを利用」「ソフトバンクのSIMカードを利用」「ワイモバイルのSIMカードを利用」といった具合だ。
アンケートに答えて、「この内容で申し込む」ボタンをタップすると、SIMロック解除の手続きは終了だ。早い人なら3分程度で解除手続きを終えることができるだろう。この後、早速NTTドコモとソフトバンクのSIMカードに挿し替えてみたが、どちらも問題なくLTE通信を利用することができた。
今回は、最初にソフトバンクのSIMカードを挿したところアクティベートを求められたが、2枚目以降はNTTドコモでもソフトバンクでも必要なかった。なお、端末内のデータが消去されるといった心配はないので、Apple IDとパスワードを入力してアクティベートしよう。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来