米国時間3月22日午前、HTCからイベントへの招待状が米CNETに送付された。招待状をそれほど吟味しなくても、イベントの内容は明らかである。つまり、HTCはついに、おそらくは「HTC One M10」という名称になる2016年の「Android」搭載主力スマートフォンを、4月12日に発表することになりそうだ。
招待状によると、台湾を拠点とする同社はオンラインイベント(つまり、ストリーミングによる発表)で「Power of 10」(10の威力)を披露するという。ここで、「10」はこのスマートフォンの名称の一部になると思われる。2015年の「HTC One M9」と「HTC One M8」、そしてその前の初代「HTC One」(「M7」と呼ばれることもある)の流れに従った名称である。
2016年の発表は例年よりも1カ月ほど遅かった。HTCはこれまで、2月下旬に開催される展示会Mobile World Congressで同社の主力スマートフォンを発表していた。
スマートフォン業界観測筋らは、この遅れに関して、市場シェアが急落して販売が低迷しているこの数年間の流れを何とか食い止めようと苦戦するHTCの状況をさらに示すものと捉えている。
それでも、同業界を見守ることを仕事としている筆者としては、何が発表されるのか早く知りたくてたまらない。HTC幹部らはこれまでに「とてもとても魅力的な」カメラを約束しており、同社は素晴らしい仮想現実システム「HTC Vive」によって全般的に注目を集めている。最高水準のサムスンの「Galaxy S7」や、21日に発表された小型で安価な「iPhone SE」とのし烈な競争に直面するM10を目にする日を、筆者は心待ちにしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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