「Google Fiber」、公営住宅居住者に無料インターネットを提供へ

Rachel King (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2015年07月16日 08時43分

 高速接続プラットフォーム「Google Fiber」は、より多くのコミュニティーにサービスを拡大すべく、公営住宅居住者に無料インターネットアクセスを提供する計画である。米政府と米住宅都市開発省(United States Department of Housing and Urban Development:HUD)が開始したプログラム「ConnectHome」の一環だ。

 Obama米大統領が米国時間7月15日に発表したパイロットプログラムConnectHomeは、当初はおよそ20万人の子供を含む27万5000戸の低所得世帯を対象に、27の都市とネイティブアメリカンのある部族に向け展開される予定である。

 Google Fiber以外にも、このプロジェクトにはワシントン州のCenturyLinkとルイジアナ州のCox Communicationsなどが月額料金を低く抑えたインターネットサービスプランを擁して参加する。

 AT&TとVerizonは既に、米連邦プログラム「ConnectED」を通して学生を対象に無料モバイルブロードバンドアクセスを提供しているが、これに刺激された形で、Sprintも、無料のワイヤレスブロードバンドインターネットサービスを、公営住宅に居住する対象のK-12(幼稚園から高等学校までの13年間の教育期間を指す)の学生に提供することを目的に、HUDとConnectHomeと連携している。

 Googleは、Google Fiberを敷設した各市場にコンピュータラボを設立し、コンピュータスキルのトレーニングを提供することも約束している。

 Google Fiberは現在、オースティン、カンザスシティ、プロボの3都市で実際に運用されており、さらに、ソルトレイクシティ、ナッシュビル、アトランタ、シャーロット、ローリーダーラムの5都市への拡大が計画されている。

 ConnectHomeイニシアチブに対し、Google Fiberは既に、アトランタ、ダーラム、ナッシュビル、カンザスシティの4つのコミュニティーで高速ブロードバンドを敷設して提供することを公約している。

 時期はまだ明らかにされていないが、Googleは同プログラムを、現在そして未来のすべてのFiberシティ(Google Fiber敷設都市)に拡大することを約束している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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