ソニーは5月11日、非接触ICカード技術FeliCaを利用した電子お薬手帳サービス「harmo(ハルモ)」の試験サービスエリアを拡大すると発表した。harmoは、薬剤師と患者、その家族で情報を共有できる電子お薬手帳サービスだ。
調剤履歴をFeliCa対応のカード1枚で管理でき、スマートフォンアプリ(iOS/Android)と連動することで副作用の記録、調剤履歴を家族と共有できるという特徴がある。全国各地に試験サービスエリアを拡大しており、5月1日時点で250を超える薬局に導入され、約1万1300人の一般利用者がいる。
また、3月には滋賀県、兵庫県神戸市、大阪府豊中市の薬局へ、4月からは神奈川県横浜市と埼玉県さいたま市の薬局へ、各地域の薬剤師会と連携して試験サービスが提供されている。
今回の発表によると、6月より世田谷薬剤師会と連携し、新たに東京都世田谷区の薬局に対して試験サービスの提供が開始。加えて、東京都文京区にある日本初の調剤薬局「水野薬局」への試験サービスの提供も開始されるという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」