遊び&体験の予約サイト「アソビュー」がJTBと提携--約6億円の資金調達も

井指啓吾 (編集部)2015年04月22日 16時13分

 “遊び”や“体験”の予約サイト「asoview!」を運営するアソビューは4月22日、JTB、YJキャピタル、グロービス・キャピタル・パートナーズ、ジャフコを引受先とする総額約6億円の第三者割当増資を実施し、さらにJTBと、旅行目的地側が企画して運営する観光商品(着地型商品)の販売強化を目的として業務提携を締結したことを発表した。

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 同社は2012年7月にサービス開始。2014年3月に総額約2億円の資金調達を実施し、1年間で提携店舗数を3倍以上の約2700社に増やした。2015年3月には旧社名「カタリズム」から現社名のアソビューに変更。「『とっておきのワクワクを、もっと身近に、すべての人に』というミッションの実現に向けて、人々を幸せにする『アソビ』に本気で向き合う意思表示」と説明している。

 今回の資金調達により、asoview!の改善と予約管理システムの機能拡充を図り、パートナーなどのサポート体制を強化する。また、今後拡大が予想されるインバウンド(訪日外国人観光客)向けのコンテンツを整備したり、地方創生を背景とした地域行政や観光協会向けのソリューションを提案する人員を拡充したりするという。

 JTBとの業務提携では、アソビューの着地型商品のコンテンツ数と、JTBグループの強みである国内/海外ネットワークやブランド力を生かして、着地型商品の企画や販売、ソリューションサービスの提供に取り組む。注力分野と具体的な取り組みの内容は次の通り。

  • ウェブ販売
    「JTB HP」および「るるぶトラベル」と「asoview!」の相互商品提供及び連携など
  • エリアプロモーション
    地方自治体及び観光協会向けの着地型コンテンツを利用したプロモーションサービスおよび販売など
  • インバウンド
    JTB訪日旅行オンライン予約サイト「JAPANiCAN.com(ジャパニカン)」におけるasoview!コンテンツの販売など
  • 法人ソリューション
    着地型商品を活用した企業向けの体験型研修事業の企画や販売、企業向けプロモーション事業での企画や販売など
  • 福利厚生サービス
    会員制福利厚生サービス「えらべる倶楽部」サイトにおけるasoview!コンテンツの提供など

 両社は今後、「体験のインターネット予約」分野や、「地方創生」「インバウンド」といった分野で積極的に協業するとしている。

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