テック企業と地域が多様な課題に取り組むサンフランシスコの「One City」

Dara Kerr (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2014年10月02日 13時28分

 大手テクノロジ企業の一部がサンフランシスコの著名人らと連携して、地元の学校を支援しようと取り組んでいる。その取り組みを紹介するユニークな動画が公開されている。

 動画を制作したのは、ベンチャーキャピタリストのRon Conway氏が設立したテクノロジ支援運動団体のsf.citiだ。sf.citiの目標は、サンフランシスコを拠点とするIT企業と地域のコミュニティとの隔たりを埋めることだ。米国時間9月30日に発表した「One City」という取り組みは、公立校でボランティアで活動する、子どもや大人たちを対象にしたコーディングを教える、さらには無料食堂やホームレスの人々のための施設で支援するといったさまざまなプロジェクトを対象としている。

 Conway氏は声明で、「これまでに、20社以上のテクノロジ企業がOne Cityの最初の取り組みである『Circle the Schools』に参加している。これは、第一歩にすぎない」と述べた。「Circle the Schoolsは、テクノロジ企業とサンフランシスコの公立校を結び付け、成功するために必要なツールとリソースを、一度に1校単位でその学校の生徒たちに提供する活動だ」(Conway氏)

 この動画は、Twitterの共同創設者Biz Stone氏が今、新しく取り組んでいるものについて、レポーターの女性と会話するシーンで始まる。

 レポーターはStone氏に向かって、「何か非常に大きなおもしろいものを用意しているといううわさですが」と話しかけ、続いて「そのことについて教えていただけませんか?あなたが『Disrupt』で手にしていた、例のタブレット大の秘密の物についてお話しませんか?」と尋ねる。

 Stone氏が、「『My book』...」と切り出すと、レポーターはすかさず、「MyBookだそうです。皆さん、これについて聞くのは初めてですね」と語りかける。

 「MyBook」のうわさは、ヒップポップ界の大物MC Hammerさん、プロフットボールで殿堂入りしている伝説のクォーターバックJoe Montanaさん、サンフランシスコのEd Lee市長ほか、多くの人へと伝わり、その誰もがMyBookを手にするのが待ち遠しいと口をそろえる。

 結局、MyBookの正体は、Stone氏が持ち歩いていた普通の本であった。「Circle the Schools」というプログラムで多数のテクノロジ企業が公立校に本を寄付していると、少年が学校で話をするところでこの動画は終わる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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