うわさされているAppleの「Healthbook」アプリは、健康とフィットネス管理において新たな分野を開拓するかもしれない。
9to5Macが報じた同アプリの新情報とスクリーンショットを再現したものからは、同アプリに対するAppleの意欲的な計画がうかがえる。
9to5Macによると、Healthbookは、心拍数、血圧、体重、酸素飽和度、呼吸数、血糖値など、多数の身体情報をモニタリングできるものになるという。また、血液や水分状態、身体活動、栄養、睡眠も記録すると報じられている。
「Weight」機能では、身長と体重を入力してボディマス指数(BMI)と体脂肪率を記録することができる。これにより、減量プログラムの一環として、これらの指標を時系列で確認することができる。「Nutrition」機能では、毎日の食事を入力することによって正しい食生活が送れるようにすると9to5Macは報じている。
Healthbookでは、血圧と心拍数が保存および記録できるようになる見込みだ。また、呼吸数と呼吸の質を測定できるように、酸素飽和度を記録する。糖尿病のリスクを判断するための主要な要素である血糖値や、睡眠サイクルの記録も可能になる見込みだと9to5Macは報じている。
同じ機能のいくつかを提供するアプリや端末は他にも存在する。しかしHealthbookでは、これらすべての機能が単一のモバイルインターフェースに統合される。Healthbookに入力されるデータについては、「iPhone」から直接取得されるのか、それともAppleまたはサードパーティーによるアクティビティトラッキング製品から同アプリがデータを抽出するのか、明らかではない。
Appleは「iOS 8」でHealthbookアプリをテスト中だと報じられているが、Healthbookはそれ以降のバージョンへと延期されるか、完全に中止される可能性もあると9to5Macは付け加えている。
Appleは通常、6月に開催する同社のWorldwide Developers Conference(WWDC)で新しいiOSの機能を発表する。しかし、Healthbookが「iWatch」のような特定のApple端末に限定されるものであれば、その発表はその端末のリリースまで延期される可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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