8月8日の16時56分ごろに気象庁が発表した緊急地震速報の影響で、検索ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」のトップページが一時アクセスしづらい状態となった。17時ごろからPCページが約20分間、スマートフォンページが約5分間、表示しづらい状態だったという。
同社では、2011年3月11日に東日本大震災が発生した際も、Yahoo! JAPANのトップページは問題なく表示されていたと説明しており、「これだけの規模のアクセスはここ数年なかった」とコメントしている。
8月8日の16時56分ごろ、和歌山県北部を震源とするマグニチュード2.3の地震が発生した。実際には、体に揺れを感じない震度1以下の地震だったが、気象庁は「奈良県で最大震度7」とする緊急地震速報を近畿地方を中心とした広範囲に発表した。
この誤報の原因は、和歌山県北部の地震の発生と同じタイミングで、三重県南東沖の海底地震計のノイズを地震の揺れとして取り込んで計算したことによるものだという。気象庁は、問題となった海底地震計のデータの利用を停止するとともに、「緊急地震速報の過大な予想により、ご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします」と謝罪した。
ヤフーでは、地震が発生するとYahoo! JAPANのトップページの上部に地震速報を掲載している。今回は、緊急地震速報によって情報が錯綜したこともあり、Yahoo! JAPANにアクセスが集中したようだ。
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