マイクロブログサービスのTwitterは米国時間2月20日、同社の広告APIを発表した。これによって、企業らによるTwitter上の広告キャンペーンの作成がより容易になることを期待しており、ユーザーらに最も関連性の高い「Promoted Tweet」を表示することを目的としている。
Twitterに対する最も初期の時代からの批判の1つとして、同社のビジネスモデルが多大な収益を生み出すようには構築されていないというものがあった。特に、Twitterに多額の資金をつぎ込んだ投資家らに十分な見返りを与えられるほどの収益を上げることはできないと考えられていた。しかし同社は近年、広告事業を強化しており、Twitterは現在、多様な企業にとってのれっきとした広告プラットフォームであるとみなされている。
同社は、「Twitter Cards」や、写真、動画、記事サマリーといったわずか140文字のテキスト配信メカニズムだった頃と比べると格段にリッチなコンテンツなどを追加することで、そのプラットフォームを強化してきた。それらのすべてが、少なくとも部分的には、リッチなメッセージを構築するためのより優れた手段を広告主らに提供することを目的として設計されている。実際、Twitterがこれまでにとったいくつかの動きは、収益向上を目的としたものだった。Twitterは20日、「われわれのシステムは、派手なマーケティングではなく優れたマーケティングが恩恵を受けるようになっている。そしてこのアプローチは、人々の興味を引き、関連性が高く、有益な広告を促進する」と述べた。
新しい広告APIによって、マーケティング担当者らは「まもなく当社の『Ads API』の初期パートナーと協力してTwitter広告キャンペーンを管理し、それを独自の既存のクロスチャネル広告戦略に統合できるようになる」予定だと、同社はブログ投稿に記した。
Twitterは今回の発表の一環として、Adobe、HootSuite、Salesforce、SHIFT、TBG Digitalが初期パートナーとして1月から同APIをテストしていたことも明らかにした。APIを使用する次の段階への参加に関心のある企業からの申し込みを現在受け付けているとTwitterは述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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