明るさ約2倍のカラー撮影を可能に--パナ、マイクロ分光素子による高感度化技術を開発

 パナソニックは2月4日、従来よりも約2倍の明るいカラー撮影が可能なイメージセンサの高感度化技術を開発したと発表した。

従来技術との比較
従来技術との比較

 これは、光の波の性質(光波)を使って撮像素子に入射する光を色ごとに分離できる、独自の「マイクロ分光素子」によるもの。この技術をイメージセンサに適用すると、カラーフィルタを使用しない色配置が可能となり、カラーフィルタを使用する従来の方式と比べて約2倍の高感度化を実現できるという。

 イメージセンサはデジタルカメラの心臓部とも言えるもので、スマートフォンやデジタルスチルカメラ、ビデオカメラなどのデジタル映像機器や、車載、オフィスなどのセキュリティ用途、医療現場など、さまざまな分野で使用されている。機器の小型化と高い解像度を必要とする場合、この技術により、CCD、CMOSなどのイメージセンサの種類にかかわらず、明るい画像信号を得られるとしている。

従来技術(左)と新開発技術(右)との撮影画像の比較(同じ感度のCCDを使用)
従来技術(左)と新開発技術(右)との撮影画像の比較(同じ感度のCCDを使用)

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