「iPhone」ユーザーに、自分の端末から音楽をダウンロードするための新しい選択肢が生まれた。
Amazonは米国時間1月17日、iPhoneと「iPod touch」ユーザー向けのMP3ストアを開設した。Amazonの2200万曲からなるカタログからのデジタル音楽が購入可能となる。ただし、1つ問題がある。購入は、Amazonのアプリケーションではなくウェブブラウザ「Safari」を介さなければならない。つまり、そのプロセスは「iTunes」からの音楽購入のようにシームレスとはいえない。
Amazonによると、音楽購入履歴はユーザーの「Amazon Cloud Player」ライブラリに自動的に保存され、iPhone、iPod touch、「Kindle Fire」、「Android」搭載スマートフォンまたはタブレット、「Roku」、ホームエンターテインメントシステム「Sonos」、または任意のウェブブラウザにただちにダウンロードまたはストリームすることができる。また、MP3モバイルサイトはHTML5を使用して構築されているため、ユーザーはwww.amazon.com/mp3から直接購入可能だという。
Amazon Music担当バイスプレジデントを務めるSteve Boom氏は声明で、「iPhoneおよびiPod touch向けAmazon Cloud Playerアプリケーションの提供開始以来、顧客から最も多く寄せられた要望が、Amazonの音楽を端末から直接購入できるようにしてほしいというものだった」と述べた。「今回初めて、『iOS』ユーザーにそのための手段が提供された」(Boom氏)
AmazonとAppleをはじめとする企業らは、消費者に対する音楽、映画、書籍などのコンテンツの提供において競争を繰り広げている。Amazonは、端末の販売よりもコンテンツの販売によってモバイル関連利益の多くを得ていると考えられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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