Googleが、陸上にいながらにしてインターネットで海中の世界を探検できるサービスを開始した。
Googleは米国時間9月26日、「Google Maps」の範囲を拡大し、サンゴ礁に住む色鮮やかな魚たち、サンゴの森、珍しいカメなどを鑑賞できる機能を追加した。この取り組みの目的は、世界中の人々が海の中を探検できるようにすることに加え、サンゴ礁の組成や健康状態について、初の詳細な調査を実施することにある。
Google Mapsおよび「Google Earth」担当バイスプレジデントのBrian McClendon氏は、この機能を紹介するブログ記事の中で「色鮮やかで息をのむほど美しいこれらの写真を見れば、スキューバダイバーでなくても、さらには泳ぎ方を覚えることもなく、6カ所の海に住む生きたサンゴ礁の驚くべき姿を探索、体験できる」と記している。「これからは、誰もがバーチャルな世界で次のJacques Cousteau氏となり、オーストラリア、フィリピン、そしてハワイでウミガメ、魚、マンタ(オニイトマキエイ)と共にダイビングを楽しむことができるのだ」
グレートバリアリーフで撮影された画像の中でユーザーが体験できることの例としては、1匹のウミガメが魚の群れの中を泳いでいるところを見る、マンタを追いかける、サンゴ礁から夕日を眺めるといったことがある。ハワイでの冒険に憧れるバーチャル旅行者なら、オアフ島のハナウマ湾でのシュノーケリングや、マウイ島沖のモロキニ島にある水没した噴火口の中でサンゴや色鮮やかな魚のそばを泳いだりする体験が味わえる。
このバーチャル体験は、世界的な保険会社Catlin Group Limitedと非営利団体Underwater Earthの提携による「Catlin Seaview Survey」プロジェクトによって可能になった。この調査では、水深100mまで撮影できる水中カメラ「Catlin Seaview SVII」を使用して無数の360度パノラマ画像を連続撮影し、バーチャルダイビング体験を提供している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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