I/Oカンファレンスが終了してからまだ数日しか経っていないが、Googleは既に行動を開始し、古い製品を次々と廃止し始めている。
カリフォルニア州マウンテンビューを拠点とするGoogleは米国時間7月3日、廃止予定製品を新たに発表したが、そのなかには馴染みのある製品もいくつか含まれている。
ウィジェットボード「iGoogle」もその1つである。2008年当時はかなり理にかなっていた同プラットフォームだが、「Chrome」および「Android」上でブラウザにアプリケーションを追加できることを考えると、既にかなり時代遅れになっているように思われる。「Google+」ページを設定することによっても、同様のニュースや更新のアクティビティの多くが実行できることは言うまでもない。
しかし、iGoogleのユーザーは、2013年11月1日まではまだ同製品を使用することができる。
企業顧客向けの製品としては、「Google Search Appliance」「Google Site Search」「Google Commerce Search」のサポートが強化される一方で、エンタープライズ検索サービス「Google Mini」が廃止される予定である。ただしGoogleは、Miniの既存顧客に対し、契約満了まで技術サポートの提供を継続すると約束している。
GoogleのGlobal Enterprise Search部門ゼネラルマネージャーを務めるMatt Eichner氏は3日、Googleのいくつかの他のサービスを合理化するため、これらの製品は廃止される予定であるとGoogleの公式ブログで説明した。「製品の廃止には常に難しい選択が伴うが、われわれはそれぞれの決断とユーザーに対するその意味について深く考えている」とEichner氏は記した。
Googleブログには現在、最新の廃止予定製品の全一覧が列挙されている。
インターネット大手のGoogleは現在、(春の大掃除シーズンはずいぶん前に過ぎたにもかかわらず)大掃除の只中にある。Larry Page氏が2011年に最高経営責任者(CEO)に就任してからは特にその動きが顕著である。Page氏は、同社の取り組みをソーシャルやモバイルに焦点を当てた長期的なプロジェクトに集中させたいと明言してきた。つまり基本的には、サンフランシスコで先週開催されたI/Oカンファレンスの3大テーマであったAndroid、Chrome、Google+である。
もちろんGoogleは、4月の大掃除シーズン中にも大掃除を実施した。2012年に入って同社は、廃止予定サービスのリストを別に発表している。その大部分は、「Picasa」やさまざまなモバイルアプリケーションに関するものだった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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