「Google+」を横目に、Facebookはソーシャルネットワーキングの巨人であることを証明している。
調査会社comScoreが米国時間2月27日に発行し、The Wall Street Journal(WSJ)が詳細を伝えた統計によると、2012年1月にFacebookでユーザーが過ごした時間は平均7.5時間だったという。この数字は他のすべてのソーシャルネットワーキングサイトと比べて突出しており、特にユーザー滞在時間が1月全体でわずか3.3分だったGoogle+との差は歴然としている。
実際、Google+ユーザーが同サイトで過ごす時間は月を追うごとに減少している。Bloombergによると、2011年12月のユーザー滞在時間は4.8分で、2011年11月の5.1分から減少したという。
Googleは2011年6月にGoogle+を立ち上げた際、同社の中核にある検索エンジンをソーシャルネットワーキングを結びつけ得る次世代サービスになるだろう、と大きな期待を寄せていた。
WSJによると、Google+の会員数は2011年10月から2倍以上増えて9000万人超となっており、それほど苦戦しているようには見えないだろう。だが、会員数8億4500万人のFacebookに比べると、依然として微々たるものだ。
Googleの製品管理担当バイスプレジデント、Bradley Horowitz氏はWSJに対し、「われわれは当社が重視するすべての指標で成長している」と述べた。また、Googleの広報担当者は同紙に対し、自社データに比べcomScoreのデータは「著しく低い」と述べた。
しかし、comScore以外の複数の調査会社も、Google+の精彩を欠く実績を示す資料を公開している。Shareaholicによる2012年1月の調査は、参照トラフィックの比較で、Pinterest、YouTube、Twitterなど他のソーシャルネットワーキングサイトがGoogle+を上回る水準にあることを示した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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