Twitter、2011年の出来事で担った役割を振り返る特集

Don Reisinger (Special to CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 福岡洋一2011年12月02日 12時17分

 2011年も暮れに近づくなか、Twitterが「Year In Stories」という新シリーズで、世界中の投稿者に影響を与えた大きな出来事を振り返っている。

 Twitterが目玉とする記事の1つは、Shohaib Athar氏がにわかに有名になった投稿についてだ。5月、就寝中に頭上でヘリコプターの音を聞いたAthar氏は、周囲の様子を見て、Twitterでフォロワーに何が起きているかを知らせた。そのときは気づいていなかったが、Athar氏はOsama bin Laden容疑者の隠れ家襲撃をTwitterで実況中継し、その日の出来事を報じた世界で最初の人物となった。

 Twitterは「アラブの春」においても重要な役割を果たした。状況を憂慮する人々が言葉を発し、支持を表明する場として、ソーシャルネットワークが有効であることが明らかになっただけではない。1月にGoogleの中東および北アフリカ担当マーケティング責任者であるエジプト人のWael Ghonim氏が、「1年前、インターネットがエジプトの政治情勢を変えると言ったら、友人にバカにされた」とツイートしたことで、Twitterはそれをはるかに上回る影響を及ぼした。翌日、Ghonim氏はエジプト政府に対する抗議運動を組織したとして拘束された。後に釈放されたが、同氏の逮捕はムバラク政権崩壊につながる重要な出来事となった。

 だが、Twitterの貢献はそれだけにとどまらない。2011年の動向に影響を与えたとTwitterが述べているその他の出来事には、次のようなものがある。

  • 英国で起きた暴動の後、通りを清掃するボランティアを探すのにTwitterが使われた。
  • 3月11日に東日本大震災が起きると、世界中の人々がTwitterを利用して、日本にいる友人や大切な人と連絡を取った。
  • Daniel Morales氏は、ホームレスの人たち向けのあるプロジェクトが提供したプリペイド携帯電話を使ってTwitterアカウントを開設し、連絡がとれなくなっていた娘を見つけ出そうとした。娘捜しをいろいろな人々に呼びかけてくれたTwitterフォロワーのおかげで、それからわずか数日後、Morales氏は11年ぶりに娘と再会した。
TwitterのYear In Stories
TwitterのYear In Stories
提供:Screenshot by Don Reisinger/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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