NTTコムウェアはクラウドサービス「SmartCloud」を基盤にして事業継続計画(BCP)や事業継続管理(BCM)、節電を支援する「事業継続/節電ソリューション」を順次拡充していく。その一環として在宅勤務を短期間で実現できるというDaaS「SmartCloudデスクトップ(ベーシック)」と端末管理ソフトの最新版「AdminITy Ver.5.0」を5月25日から提供している。
SmartCloudデスクトップ(ベーシック)は、企業の部門単位でDaaSを月額1ユーザーあたり3000円で利用できる(基本サービスを50ユーザーで利用した場合)。従来のSmartCloudデスクトップは「SmartCloudデスクトップ(アドバンス)」に名称を変更する。
SmartCloudデスクトップ(ベーシック)は、画面転送方式のDaaSで、最大同時接続数は50となっている。基本サービスは初期費用が21万円、月額料金が14万9625円となっている。オプションサービスとしてActive Directoryサーバとして利用できる仮想サーバ、DaaSのユーザープロファイルとホーム領域の保存や、ファイル共有のためのファイルサーバ、ユーザー企業の拠点とコムウェアのデータセンターをネット回線とVPN装置で接続するインターネットVPNなども用意されている。
管理ソフトのAdminITyは、企業がIT資産管理に必要な各種情報を収集し、セキュアな端末管理を実現できるとしている。最新版となるVer.5.0では、USB接続の機器を特定端末に制限する機能が追加されている。ソフトウェア資産管理(SAM)機能も強化されている。ライセンス証書やインストール媒体も含めたソフトウェア構成品目管理機能、インストール媒体の貸し出しを管理できる機能、ユーザーライセンスを管理するためのレポート機能が追加されている。管理対象となるクライアントOSは拡充され、英語や中国語(簡体字)に対応するとともに、Windows 7をはじめとする64ビットOSにも対応している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」