エグゼモード、中国メーカー「aigo」の製品を日本市場へ--総代理権を取得

 フリービットは4月20日、同社の100%子会社であるエグゼモードが、中国のデジタル機器メーカー「愛国者(aigo)」の日本市場における総代理権を取得し、aigo社製品のマーケティングと販売の本格展開を開始したと発表した。

 フリービットとaigoは2010年5月に、中国でデジタル家電を開発する合弁会社「Smart Cloud」を設立している。今回の提携によって、aigoが開発したユビキタス家電をフリービットとエグゼモードが日本市場向けに最適化し、国内でも販売していく。これに伴い、エグゼモードは6月までにエグゼモード単体での製品開発と販売事業からは撤退する。

 エグゼモードでは今後、ネットワーク連携が可能な製品をラインアップする「aigo SiLK」シリーズと、PC周辺機器やデジタル顕微鏡などを取扱う「aigo Legacy」シリーズの2シリーズで商品を展開していく。aigo SiLKシリーズは、デジタルデータの「入力」「保存」「表示」に焦点を絞ったプロダクトとなっており、プロジェクタやストレージ、クラウドプレイヤーなどの製品を販売する。製品が小型であることが特徴で、ServersManとの連携も可能。

 同日開かれたフリービットの事業戦略説明会では、小型のLEDプロジェクタ「PT6216」(4万9800円)や、厚さわずか3mmながら64Gバイトの大容量を実現するカード型ストレージ「UA-959」(1万5800円)をはじめとする、両シリーズの新製品が披露された。今後は、Android OSを搭載したタブレット端末や、SDカードにWi-Fiモジュールを搭載し、あらゆるSDカード対応機器をサーバ化できる製品なども発表予定だ。aigoプロダクトの紹介サイトはこちら

  • LEDプロジェクタ「PT6216」(4万9800円)

  • カード型ストレージ「UA-959」(1万5800円)

  • クラウドプレイヤー「E-811」(1万4800円)

 フリービット代表取締役社長 CEOの石田宏樹氏は、デモを交えつつaigoの新製品を紹介。フリービットのネットワークテクノロジとaigoのハードウェアテクノロジを組み合わせることで、新たなネットワーク家電を開発すると説明した。「これからは機器単体でネットワークにつながっていく世界になる。より安く、使いやすく、シンプルな製品をaigoとともに開発していく」(石田氏)

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