Intelはタブレット向けの最新の「Atom」チップを発表したばかりだが、その後間を置かずに、ネットブック向けの次世代Atomプロセッサ「Cedar Trail」を発表した。Cedar Trailは2011年のホリデーシーズンに登場する予定。同社は中国で開催のデベロッパー向けカンファレンスで現地時間4月12日、次世代Atomプロセッサを搭載する新しいネットブックを大々的に披露するとともに、タブレット戦略をアピールした。
IntelのネットブックおよびタブレットグループのゼネラルマネージャーDoug Davis氏によると、Cedar Trail搭載ネットブックは「現行のネットブックよりも静かで、薄く、軽いものになる」という。Davis氏は北京で開催のIntel Developer Forumで講演を行い、次世代のCedar Trail搭載ネットブックと、次世代Atomチップを搭載する「Intel Classmate PC」を披露した。同イベントはウェブでストリーミング中継された。
またDavis氏は、これまでにIntelがネットブック市場向けに出荷したプロセッサの数は9000万個に上ると述べた。これはつまり、Appleはさらに数千万台もの「iPad」を出荷しなければ、ネットブック出荷台数の追撃を始めることさえできないということだ。
Cedar Trailの利点には、他にも「周波数」(スピード)の向上、グラフィックスチップの向上、動作温度が低いチップなどがあるという。3つ目の点についてDavis氏は、技術用語を使って「50%低い熱設計電力」だと説明した。
このような利点はすべてIntelの32ナノメートル製造プロセスによって実現する。現行のAtomプロセッサは、これより前の45ナノメートルプロセスで製造されている。
Davis氏はタブレットについても大いに語り、「PRC Plus Experience」と呼ばれる中国におけるタブレット固有のユーザーエクスペリエンスに投資していると述べた。
同氏は、中国でのある調査結果を引き合いに出した。それによると、回答者の41%が1年以内にタブレットを購入することに大いに関心を持っており、この関心度は米国に比べてかなり高いという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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