カリフォルニア州マウンテンビュー発--専門家向けSNS企業LinkedInは、ニュース集約サービス「LinkedIn Today」を発表した。同サービスは、ユーザーのネットワーク内にいる人々の関心と購読傾向に基づいて記事を整理して提供する。
Linkedin.com/todayのニュースに似た新しいフロントページには、LinkedInのアルゴリズムにおいて、そのユーザーに最も関連性が高いと思われる記事が表示される。記事は、もちろんLinkedIn自体で紹介可能だが、自分のTwitterアカウントをLinkedInログインに接続しているユーザーは(同社はこの「バインディング」を「Twitter to LinkedIn」と呼んでいる)、ツイートすることによって記事を紹介することもできる。同社は米国時間3月10日、当地にある同社本社での記者会見において、LinkedIn Todayを発表した。
LinkedInの製品マネージャーを務めるLiz Walker氏は筆者に対し、同社はFacebookの「Like」(いいね)ボタンをLinkedIn Todayサービスへの通知に利用する方法を「検討中」だが、現時点では接続はしていないと述べた。シニアバイスプレジデントを務めるDeep Nishar氏は、実際のところFacebookとの接続がなくても、LinkedInは重要なメッセージを見逃してはいないと述べた。ほとんどのLinkedInユーザー(同氏は、シリコンバレーの排他的な集団以外のユーザーを指している)が、仕事に関する真剣な議論やコンテンツ共有を、Facebookに公開するような個人的なアップデートとは意図的に分離するためだという。
同社は、主要なニュースサイトにLinkedInの「Share」ボタンを設置したいとも考えている。しかし、記事ページにおけるこれらの共有ボタンは減少傾向にあり、同社の意向はこの傾向に逆らっている。
LinkedIn Todayは、ユーザーが対象とする業界におけるニュースに対して確実で便利な強調機能を提供することに加え、専門家の間のつながりや会話の構築も支援し、人々の就職を支援するというLinkedInの事実上のミッションを強化する。
LinkedInは、10日に更新された同社の「iPhone」アプリケーションにもLinkedIn Todayサービスを追加した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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