地上放送の完全デジタル化に向け、視聴者からの相談窓口となる「テレビ受信者支援センター(デジサポ)」の職員が個人情報を含む訪問先55件のリストを紛失したことがわかった。
総務省によると、リストを紛失したのは同センターが委託した長野県内の職員。7月26日、電波障害解消のために設置された共聴施設のデジタル化対応のため、訪問していた施設管理者など55件のリストで、職員は28日になって紛失したことに気づいたという。リストには8人分の個人情報も含まれているという。
情報紛失の事実発覚後、デジサポを運営する社団法人デジタル放送推進協会では、警察への届け出をするとともに、関係者各位に対し、経緯の説明と謝罪をしているという。また、総務省も業務執行体制の見直しと再発防止策を確実に実施する旨、同協会の理事長に対して口頭による厳重注意をしたとのことだ。
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