宝くじに当選したという虚偽情報を通知する電子メールをご存知だろうか。賢明な読者なら当然ないだろうが、多くの人々はメールを開封してしまう。そのような事態を受けて、MicrosoftとYahooは消費者に警鐘を鳴らすために同盟を結成した。
Microsoft、Yahoo、Western Union、The African Development Bankが、宝くじ当選メール詐欺の犠牲となる危険性をネットユーザーに教育するために連携した。
このような詐欺の手口はこうだ。まず被害者に、宝くじ(外国のものであることが多い)に当選したというメールが送られて来る。このメールは、賞金の請求用に個人情報や金融情報を提供するよう促す文面になっている。経済が低迷している昨今、理性を失った人々がこの誘惑に魅せられてしまうことも懸念されている。
提携は現地時間10月29日、ドイツのウィースバーデンで行われた第6回German Anti Spam Summitで発表された。同時に、Microsoftの委託による、欧州での宝くじ当選メール詐欺の調査結果も発表された。
4930名を対象に調査した結果、113名が過去1年間にネット詐欺で金銭を失ったことが判明した。また調査対象のうち、ネットユーザーの27%が、将来的に宝くじ当選メール詐欺の被害者になる可能性があるとし、50%以上が宝くじ当選メール詐欺を恐れてネットでの商品購入をためらうと回答している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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