社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は6月10日、インターネットオークションサイト「WANTEDオークション」を悪用して、海賊版ソフトを販売していた男性が著作権法違反の疑いで逮捕された事件を公表した。
これは、岩手県警生活環境課と一関署が6月9日、インターネットオークションサイト「WANTEDオークション」を悪用して、権利者に無断で複製したコンピュータソフトを販売していた山梨県甲府市の無職男性(36歳)を、著作権法違反の疑いで逮捕したというもの。
男性は、2008年3月頃から4月上旬頃までの間、前後3回に渡りジャストシステムが著作権を有する「Just Suite 2008 特別バージョンアップ版」を無断で複製したDVD-R3枚を、東京都の男性など2人に対し、合計8500円で販売していた。
男性は、海賊版を作成するためのマスターソフトを入手するため、海賊版販売サイト「ジャパネットおかま」から海賊版ソフトを購入していたことを供述している。なお男性は短期間でIDを数回変更し、出品を繰り返していた。
この事件は、一関署の署員がサイバーパトロールで男性の出品を発見し、ACCSを通じて著作権者であるジャストシステムに連絡したことが端緒となった。警察の調べによると、男性は生活費を稼ぐために海賊版を販売していたことを供述しているという。
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