三菱東京UFJ銀行は10月5日、約96万人分の顧客情報を紛失したと発表した。85の支店で顧客情報が記載された資料を紛失したもので計96万152名分。「ATMジャーナル」と呼ばれるATM利用記録や伝票類を含んでおり、顧客番号、住所、生年月日、口座番号、取引種類と金額などの情報が記載されていた。
内部調査の結果同行では、「保管期限を経過した書類に混入するなどして、誤って廃棄してしまった可能性が高く、外部へ情報が流失した懸念は極めて低い」としている。またこれまでに、この件に関して顧客情報が不正に利用されたという連絡や問い合わせはないという。今後の対策としては、「各資料について、保管・廃棄方法の見直し、各営業店から専門センターへ早期に集約・保管する体制の整備等、情報管理の強化・徹底および誤廃棄の再発防止」に努めるとしている。
この件に関し同行では「お客さま情報照会センター」を開設。フリーダイヤルフリーダイヤル「0120-088-266」で10月5日-11月6日の間、9時から18時まで(10月5日、6日は20時まで)問い合わせを受け付ける。
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