McAfeeは米国時間8月1日、 4種類のセキュリティ対策スイート製品とスタンドアロンのワイヤレスセキュリティアプリケーションをリリースした。「McAfee Total Protection」、「McAfee Internet Security Suite」、「McAfee PC Protection Plus」、そして「McAfee VirusScan Plus」からなる同スイートは、同社の新しいFalcon技術をベースにしており、Symantecや、 新たにセキュリティ市場に参入したMicrosoftの製品と競合する位置づけになっている。
McAfeeの4つのエディションは、搭載されるセキュリティ機能の数が異なっており、パッケージの充実度で購入する製品を決めることができる。さらにMcAfeeは、数種類のエディションを提供することで、高価格オプションについては価格を上乗せして販売できるようになる。
同社の製品には「McAfee X-Ray for Windows」と呼ばれる新技術が搭載され、rootkitなどの脅威に対抗することができる。また、ファイルを安全に削除する「McAfee Shredder」と呼ばれる機能もある。これらに加え、全製品に搭載されるネットワークマネジャーを使えば、ホームネットワーク上の全システムのセキュリティを監視できるようになる。
McAfeeの4つのスイートには年間利用料が設定されており、ウイルス対策、スパイウェア対策、およびファイアウォールといった基本的なセキュリティ技術が搭載されている。加えて、ウェブ検索の結果を格付けする「SiteAdvisor」と、ハードディスクのデフラグなどを行うPC用コンディション管理ツールはどのエディションにも付属する。
新しいMcAfeeのラインアップで最もベーシックなパッケージがMcAfee VirusScan Plusで、これは39.99ドルで基本的なソフトウェアしか付属しない。次がMcAfee PC Protection Plusで、これにはデータのバックアップを可能にするツールが付属する。McAfeeでは49.99ドルの同エディションを、最大3台のPCで使用できる49.95ドルのMicrosoftの「OneCare」の対抗として売り込んでいる。
McAfee Internet Security Suiteは69.99ドルで、フィッシングやスパム対策機能が加わるほか、ペアレンタルコントロールも搭載される。同スイートはさらに、クレジットカード番号などの個人データがインターネットに流出しつつある場合、警告を出してID盗難を防ぐことも保証している。
最上位エディションとなる79.99ドルのMcAfee Total Protectionと、Internet Security Suiteとの大きな違いはワイヤレスネットワークセキュリティの有無だけとなっている。McAfee Wireless Protection技術は単独でも販売され、ダウンロード価格は29.99ドル。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力