トヨタが、ハイブリッド車「プリウス」の7万5000人の所有者に対し、車載ソフトウェアのチェックを受けるよう呼びかけている。
トヨタの広報担当によると、2004年/2005年式のプリウスに搭載されるソフトウェアに問題があり、原因もなく警告灯が点灯したり、場合によってはガソリンエンジンが完全に停止してしまうという。プリウスはモーターも搭載しているため、大体の場合、ドライバーは安全に車を道路脇に寄せ、エンジンを再始動させることが可能となっている。
同広報担当によると、プリウスの警告灯が原因もなく点灯したり、エンジンが停止する報告が米高速道路交通安全事業団(NHTSA)に64件あったという。NHTSAではリコールは要求していないが、トヨタに対し、オーナーへの通知を求めている。同社は、書簡で連絡を取っている。
自動車のドライバーは、ベーパーロック、クラッチの摩耗、粗悪タイヤなどに長年悩まされてきたが、電気自動車の出現により、全く新しい問題に直面するようになっている。自動車メーカー各社は数年前から、多くのモデルでサイドブレーキなどの部品を電子化してきている。
小さな問題はいくつかあるものの、プリウスはトヨタの大人気車種となっている。同社は2004年に全世界合計で12万5742台のプリウスを出荷しており、米国だけでも5万3991台を販売した。また2005年度もこれまでに8万1042台を米国で販売している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス