サッカーのワールドカップを主催するFIFAは今週、インターネット詐欺団がFIFAの名を不正にかたり、世界規模でフィッシングを展開していると警告した。
FIFAによると、複数のグループが、FIFAとの関連を主張する偽の電子メールを配信しているという。公式と見せかけた電子メールは、くじにあたったので、賞金を振り込むための銀行口座番号などの個人情報を提供するように求めているという。
スイスに本拠地を構えるFIFAは、現地時間27日に発表した声明文で、「これらのくじはFIFAと何の関係もないし、認可を受けたものでもない」と述べている。
FIFAはまた、くじが運営されていることになっている南アフリカ、スペイン、英国などの地域において、詐欺に注意するよう、関係機関に警告を出したことも明らかにした。
セキュリティ企業のSecurityFocusはつい先日、欧州居住者を狙うフィッシング計画が増えているとして警告を出していた。数カ月前にも、2006年ワールドカップの無料チケットを約束する内容の電子メール経由でウイルスが広がった事件が起こっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」