Microsoftは米国時間12日に、7月の月例パッチとして、WindowsとOfficeの脆弱性を修正する3種類のセキュリティパッチをリリースする。このうちの2つはWindowsの問題に対応するものだが、少なくともその1つはMicrosoftの深刻度評価で最高にあたる「緊急」に分類されるだという。また、Officeのほうも「緊急」に分類される問題を修正するものとなる。
この予告には、Internet Explorer(IE)用のパッチの有無は明記されていない。Microsoftは今週、IEに見つかっていたある欠陥の回避策を公開した。この欠陥を悪用すれば、システムにバックドアを設け、そこからIEをクラッシュさせたり任意のコードを実行することが可能になる。
Microsoftは、セキュリティとは関連のない、Office用の「最優先」アップデートも12日に公開する。さらに同社には、コンピュータに潜む悪質なコードを検知して削除する「Windows Malicious Software Removal Tool」のアップデート版もこの日にリリースするという。
同社は、これらの修正パッチやOfficeのアップデートのなかにはコンピュータの再起動が必要なものもあるとしただけで、7日付けの告知ではそれ以上の詳細を明らかにしていなかった。
Microsoftは、毎月第2火曜日に行う月例パッチのリリースに先立って、それに関する情報を提供している。同社は、6月には10種類のセキュリティパッチをリリースしていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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