リコーは3月1日、暗号化ソフトを搭載した機密情報保護CD-R「CryptDisc」を発売することを発表した。発売日は3月14日で、価格は1枚あたり2000円程度となる。
同製品は、ハイブリッドCD-RのROM部分に、秘密鍵と公開鍵を用いる暗号化ソフトが付けられており、データは公開鍵により暗号化されてディスクに保存される。ディスクを運搬中に紛失しても情報が第三者に読まれることがない。また、ディスクに暗号化ソフトが搭載されているため、データを読み書きするPCには特別な環境が必要ない。
利用の際にはディスクの他に秘密鍵と公開鍵を生成する「CryptDisc 鍵発行ソフトウェア」が必要となる。また、秘密鍵はUSBメモリに保存して持ち歩くことができる。
「CryptDisc」の価格は50枚パックが10万3950円、500枚パックが88万2000円。初回導入時に必要となるCryptDisc 鍵発行ソフトウェアが3150円。リコーは月に10万枚の生産を予定している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」