CoolWebSearchに注意しよう。Microsoft Internet Explorer(IE)のセキュリティ設定を変更するこのプログラムは、コンピュータユーザーに大きな被害をもたらす可能性がある。
スパイウェア対策ベンダWebroot Software(本社:コロラド州ボールダー)は現地時間21日、CoolWebSearchについて、悪質なHTMLアプリケーションを自らインストールし、IEのセキュリティ欠陥を悪用するプログラムだと述べた。
WebrootのマネージングディレクターNick Lewisは、「いかに不快なプログラムかという観点からすると、CoolWebSearchは消費者にとって最悪なプログラムの1つといえる。ブラウザを完全に乗っ取ってしまうので、ユーザーは何もできなくなる」と語っている。
CoolWebSearchは、Webrootがまとめている危険度の高いスパイウェアおよびアドウェアのワースト10リストのなかでも、最も危険なプログラムだと位置付けられている。Webrootのこのリストには、ほかにも以下のようなプログラムが入っている。
Webrootのセキュリティ調査担当バイスプレジデントRichard Stiennonは、「コード作者も、プログラムが対策ツールに検知されたり、削除されたりしないように、工夫を重ねている。これらワースト10にリストアップされたプログラムは、蔓延状況や影響力という点でみても、最も危険なものといえる」と語っている。
Webrootでは、Microsoftのセキュリティパッチをインストールすることや、フリーウェアの使用を控えること、IEのActiveXダウンロードを無効にすることを推奨している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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