ソフトバンクBBは18日、同社のIP電話サービス「BBフォン」の通話記録が流出していたとの報道を受け、コメントを発表した。
ソフトバンクBBによると、同社は6月14日、警察よりBBフォンの発信記録23名分65件の照会依頼を受け、検証を進めていた。その結果、17日午前中に同社の発信記録であることが確認されたという。
ソフトバンクBBでは、容疑者からの押収物はこの23名分65件(※)がすべてだと警察当局からの連絡を受けており、一部で140万件と報道された件については現在根拠を確認中だという。ソフトバンク広報は「現在確認中で何とも言えない」としている。なお、警視庁は一連の個人情報流出の第一報時には「社会的影響の大きい事件であるため詳細を公表した」とコメントしている。
流出が確認された記録内容は、Yahoo! Japan ID、カスタマーID、発信元電話番号、BBフォン課金システム上のID、着信先電話番号、発信時刻、通信開始時刻、通信終了時刻、通信時間、料金区分、通話料金。同社では、顧客の通話内容などはもともと記録していないため、「(流出した記録の中にも)当然のことながら含まれていない」としている。
※追記
ソフトバンクBBは21日に数値を修正した。同社が精査した結果、正しくは「14人分65件」であり、この14人分65件が同社の確認したものの全てだとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力