ネクストは3月4日より、同社が運営する住宅・不動産情報ポータルサイト「HOME'S」の不動産情報を2つのiPhone向け拡張現実(AR)アプリケーションに提供したと発表した。これにより、頓智・(トンチドット)が開発する「セカイカメラ」とオランダのLayar B.V.が開発する「Layar」で、HOME'Sの不動産情報を閲覧できる。
セカイカメラとLayarはいずれも、iPhone内蔵のデジタルカメラをかざして目の前の景色を映すと、GPSなどで取得した現在位置を元に、関連する付加情報を画面上に重ねて表示したり投稿したりできるARアプリケーション。
セカイカメラの付加情報「エアタグ」には、文字や画像、音声情報が含まれ、ユーザーは新たにエアタグを追加し、ほかのユーザーと共有することも可能だ。HOME'Sのエアタグをタップすると、物件の詳細情報を見られるほか、入居者を募集している物件であれば、URLをタップして不動産会社への問い合わせができる。物件の検索範囲は、現在地から最大半径300メートル以内となる。
一方のLayarでは、現在地から最大半径5キロメートルの範囲を検索可能。セカイカメラ同様、内蔵カメラで映した風景に付加された物件情報を閲覧できるほか、物件種別の絞り込みにも対応する。また、GPSで取得した現在位置をもとに、地図に物件情報を展開することも可能。周囲の物件をリスト化して表示することもできる。
なお3月5日12時30分現在、セカイカメラはApp Storeで非公開扱いのため、ダウンロードできない状態となっている。
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