社団法人 日本レコード協会(RIAJ)は2月25日、2009年度の「音楽メディアユーザー実態調査」の結果を発表した。
調査結果によると、2009年3月から8月までの半年間で楽曲を購入した人のうち、CD購入率は36.8%、レンタルが25.1%、インターネットでの有料音楽配信が12.1%であった。インターネット配信では男性30代と40代の割合が、着うたフルでは女性20代と30代が多くなっている。
一方、音楽を購入しなかった理由では、「金銭的な余裕がなかった」(33.4%)に次いで、「購入しなくても好きなときに(YouTubeなどを使って)視聴できるから」(33.1%)との回答が挙がった。また、「音楽を楽しむために利用した商品やサービスは何ですか」という質問でも、YouTubeの利用割合が最も高く、49.6%とテレビの視聴割合を上回った。
音楽の認知・購入経路を見ると、新品CD、着うたフルともに「テレビCM」で認知したという回答が最も多かった。しかし、購入のきっかけについて尋ねると、新品CDは「アーティストの公式サイト」、着うたフルは「テレビCM」という回答がそれぞれ最も多い。
普段使用しているオーディオ機器はPCが57.7%と最も多く、「コンポ型ステレオ」(48.2%)、「iPod」(23.4%)、「iPod以外の携帯デジタルオーディオプレーヤー」(18.5%)との回答が続いた。iPodなどの携帯デジタルオーディオプレーヤー」に保存している楽曲数は平均586.3曲であった。
この調査は2009年9月2日から7日、全国の12歳から69歳の男女を対象にインターネット上で実施したもの。サンプル数は5024。
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