comScoreによるとGoogleの2010年1月の検索シェアが前月に比べてわずかながら減少したが、誰もそれほど心配していないようだ。
comScoreが米国時間2月11日に発表した調査結果によると、Googleの1月の検索市場シェアは米国で実行された全検索の65.4%で、2009年12月から0.3ポイント減少した。その分Microsoftの「Bing」がシェアを伸ばして全検索の11.3%となり、12月から0.6ポイント増加した。サービスの提供を2009年5月に発表して以来、Bingの検索市場シェアは6月の8.4%から2010年1月の11.3%にまで増加している。
Yahooは苦戦を続けており、0.3ポイント減で全検索の17%となった。Yahooは現在、トラフィックが収入につながっていないと見ているツールバーやデスクトップ検索提携を再編中だ、と10日に行った同社のイベントで説明した。
またYahooは同イベントで、「全検索で占める割合」を計測するのが検索エンジンを評価するための最適な方法かどうか、もはや確信が持てないとも語った。これらの検索大手3社が最近の検索技術革新で試みているのは、検索結果を表示するページに写真、動画、その他のコンテンツを追加することで、探している対象に到達するまでに必要な検索回数を減らし、最初のページを見れば最も関連性の高い検索結果が得られるようにするというものだ。
しかし、検索クエリがどんどん増加しているため、まだわれわれはそこに到達していないというのが現状だろう。2009年12月から2010年1月にかけて検索クエリ総数は3%増加した。各社とも増えているが、中でもMicrosoftは9%増となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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