Microsoftは、「Silverlight」を活用して3D画像を表示したり、独自の道路視点画像を表示したりすることのできる「Bing Maps」のベータ版を発表した。
Microsoftは米国時間12月2日、同社サンフランシスコオフィスで開催のメディア向けプレゼンテーションにおいて、3日に実施する「Bing」向けの改良点を説明する中で、この新しいベータ版を発表した。「Bing Maps Beta」は、3日よりサービスの提供が開始され、Bingの検索結果でも複数の新機能の提供が同日より始まる予定だ。
Bing Maps Betaの利用には、衛星写真と道路視点の写真を3Dでスムーズに切り替えられるように、Silverlightが必要となる。Googleの「Street View」のように、これまでMicrosoftは、サンフランシスコなどの主要都市の道路を走行して、地図と連動する独自の画像集データの蓄積を進めてきた。
また、Bing Maps Betaでは、美術館内の展示や、Microsoftの「Photosynth」を通じてインターネットで提供されている他のジオタグがつけられた画像など、人気のある目的地内部の詳細情報などが見られるようになっている。開発者は、「Newseum」と連携して地図中の地方新聞データのインデックス化を進め、Bingのユーザーが全国の新聞紙の一面を閲覧できるアプリケーションなど、Bing Maps Betaで稼動するウェブアプリケーションを作成することもできる。
さらに、今回の発表イベントでも披露されたように、Bing Maps Betaのユーザーは、Twitterとの連携により、地図中の表示地点と関連付けられたつぶやき(tweet)を閲覧可能になる予定だ。このほどTwitterは、位置情報データをtweetに埋め込める新サービスを発表したところである。
Microsoftは、米国内の約100都市で市街地の画像データの収集を進めており、今後も定期的に撮影画像が追加されていく予定であることを明らかにしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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