マイクロソフト、Sidekickユーザーデータの「ほとんど」を復旧

文:Ina Fried(CNET News) 翻訳校正:編集部2009年10月16日 10時16分

 Microsoftは米国時間10月15日、障害発生当初は復旧が絶望視されていた「Sidekick」サービスのデータについて、そのほとんどが回復したことを明らかにした。

 顧客に宛てた手紙でバイスプレジデントのRoz Ho氏は「すべてではないにしろ、Sidekickの利用する顧客のほとんどのデータを復旧させることに成功し、安堵している」と述べている。「連絡先を手始めに、なるべく早くユーザーの個人データを回復させる予定である。その後も24時間体制で、影響を受けたすべてのユーザーのカレンダー、メモ、タスク、写真などのデータを復元する」(Ho氏)

 Sidekickのデータ消失をめぐり、14日にはMicrosoftとT-Mobileに対する訴訟が少なくとも2件持ち上がった。データサービスの障害は10月初旬より発生し、多くのユーザーがアドレス帳にアクセスできない状況となった。

 Microsoftは10日、端末に保存していないデータはすべて復旧できないとの見解を示したが、12日になってデータ復旧に希望を見出していることを明らかにしていた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ

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