グーグル、「Google Toolbar」にウェブページへのコメント機能を追加

文:Tom Krazit(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2009年09月24日 16時11分

 Googleは、多くのウェブパブリッシャーの存在にとっての悩みの種、つまりコメントのモデレーションへの挑戦を計画している。

 「Sidewiki」は「Google Toolbar」への新たな追加機能であり、同ツールバーから有効にできる画面左側の特別なインターフェースで、あらゆるウェブサイトへのコメントを読んだり、自分のコメントを書き込んだりできるようになる。このアイデアを試みた者は過去にもいたが、Googleは、コメントを質によってランク付けし、コメントをユーザーの「Google Profile」とリンクでつなぐアルゴリズムを使用することを提案している。

 GoogleのグループプロダクトマネージャーであるCaesar Sengupta氏によれば、Googleは、明らかなスパムや不適切な言葉、そして文字をすべて大文字にするという一部の錯乱したインターネット通が用いる古典的な手法を、フィルタによって除外できると同社が主張するアルゴリズムを開発したという。時間の経過とともにコメントの数が増えてくると、再帰アルゴリズムによって、コメントの有用性に関する読者投票の結果を基に過去のコメントの質を分析することができる。

 Sengupta氏は、FacebookやTwitterのアカウントでコメントを共有したり、そのウェブページについて議論しているブログアイテムへのリンクにテキストの断片を付けて投稿したりすることができると述べている。もちろん、そのウェブページ上のコメントを見ることができるのはGoogle Toolbarのユーザーだけだ。しかしGoogleは、開発者がほかの場所でもSidewikiを使えるようにするアプリケーションプログラミングインターフェース(API)の開発にも取り組む予定である。

Sidewiki(このページの左側にあるペイン)では、Google Toolbarユーザーはどのようなウェブページにでもコメントを追加することができる。 Sidewiki(このページの左側にあるペイン)では、Google Toolbarユーザーはどのようなウェブページにでもコメントを追加することができる。
提供:Google

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]