Googleは、多くのウェブパブリッシャーの存在にとっての悩みの種、つまりコメントのモデレーションへの挑戦を計画している。
「Sidewiki」は「Google Toolbar」への新たな追加機能であり、同ツールバーから有効にできる画面左側の特別なインターフェースで、あらゆるウェブサイトへのコメントを読んだり、自分のコメントを書き込んだりできるようになる。このアイデアを試みた者は過去にもいたが、Googleは、コメントを質によってランク付けし、コメントをユーザーの「Google Profile」とリンクでつなぐアルゴリズムを使用することを提案している。
GoogleのグループプロダクトマネージャーであるCaesar Sengupta氏によれば、Googleは、明らかなスパムや不適切な言葉、そして文字をすべて大文字にするという一部の錯乱したインターネット通が用いる古典的な手法を、フィルタによって除外できると同社が主張するアルゴリズムを開発したという。時間の経過とともにコメントの数が増えてくると、再帰アルゴリズムによって、コメントの有用性に関する読者投票の結果を基に過去のコメントの質を分析することができる。
Sengupta氏は、FacebookやTwitterのアカウントでコメントを共有したり、そのウェブページについて議論しているブログアイテムへのリンクにテキストの断片を付けて投稿したりすることができると述べている。もちろん、そのウェブページ上のコメントを見ることができるのはGoogle Toolbarのユーザーだけだ。しかしGoogleは、開発者がほかの場所でもSidewikiを使えるようにするアプリケーションプログラミングインターフェース(API)の開発にも取り組む予定である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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