報道によると、Googleは同社のDoubleClick部門が開発したオンライン広告取引市場の一般公開バージョンを立ち上げる予定だという。
この「DoubleClick Ad Exchange」は、これまで招待制ベースで特定のパートナー企業に公開されてきたが、米国時間9月21日にニューヨークで開幕する業界イベント「Advertising Week」で正式なデビューを飾ることになる、とClickzが報じた。このアイデアはディスプレイ広告の不用品即売会に少し似ていて、これによりサイト運営者らは、販売できずに余っている広告枠を、格安スペースを探している広告主に提供することが可能になる。
検索エンジン広告市場におけるGoogleの支配は、これまでテキスト広告がその原動力となってきた。同社は2008年、ディスプレイ広告におけるシェア拡大を目指してDoubleClickの買収を完了させたが、同分野では今日まで競合相手のYahooが優位に立っている。ディスプレイ広告(バナー広告や画像ベースの広告)は、これまで検索テキスト広告ほどの効果をあげていないが、依然として大半のウェブサイトの重要な要素となっている。
Googleは、DoubleClick Ad Exchangeに関する同社の計画について、Clickzへのコメントを避けた。Advertising Weekでは、GoogleとYahooからいくつか発表があるとみられている。Boomtownによると、Yahooは、同社のウェブサイトネットワークに展開するマーケティングキャンペーンの改訂版を公開するとみられるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」