Twitterのホームページは確かに、「What are you doing?(何をしているの?)」とたずねるテキストフィールド以外にはほとんど何もないが、それがいま変わろうとしている。
AllThingsDのKara Swisher氏によると、Twitter.comが近々大幅に刷新される予定だという。
その目的は、Twitterの潜在ユーザー、つまりCNNで取り上げられた「tweet」とはいったい何だろうと興味を抱くユーザーに、サービスの具体的な内容とそれによって何ができるのかをよりよく理解してもらうことである。
この刷新は今週実施される予定となっている。
Twitterの共同創設者であるBiz Stone氏はAllThingsDに対し、「登録することなく(Twitterを)試用することができる。それによって利用する前にTwitterとは何かという概略をつかむことができる」と述べた。「われわれについて聞いたことがあるが、どうしたらいいのかわからないという人々に対し、われわれ自身を知ってもらうという活動をよりうまく実施する必要がある」(Stone氏)
この取り組みの一部はすでに実施されている。宣伝、マーケティング、顧客関係においてマイクロブログサービスを利用したいという企業向けの「Twitter 101」というセクションである。Stone氏は米国時間7月23日午後に、これをブログ投稿で発表した。
Stone氏は、「ビジネス専攻の学生とライターとの協力により、興味深い調査結果、ベストプラクティス、開始のための手順、ケーススタディを明らかにした。その結果は、顧客がどのようにしてTwitterから価値を得ているかを明らかにし、その価値を高めるために企業が採用できる手法を示している」と記している。
Twitterの偏在性は一過性のものかもしれないという(非公式であるとしても)悩ましい統計が存在するため、この取り組みは重要である。新規ユーザーの大多数が、長くは残らないと報じられており、ほんのわずかなアクティブメンバーが「tweet」の大部分を支えているというサードパーティーの調査結果もある。
「実質的な」ホームページを構築することは、Twitterの将来の売り上げ増加の鍵も握る可能性がある。同サイトは非常に簡単なものであるため、多くの熱心なユーザーはめったにアクセスせず、TwhirlやTweetDeckなどのサードパーティークライアントを利用している。まだ営業責任者も存在しないTwitterにとって、自社のホームページにユーザーを呼び戻すことが、少しでも売り上げを増加するために必要な最初のステップかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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