もう最新版の「Microsoft Office」を購入するために、地元のStaplesやBest Buyといったショップまで、車を走らせる必要はなくなるだろう。
Dellは、Microsoft以外の企業では初めてのこととして、「Dell Download Store」にて、Microsoft製品のダウンロード販売を開始した。米国時間6月11日に発表された両社の提携により、Dellは、「Microsoft Word」「Microsoft Excel」「Microsoft Outlook」「Microsoft Expression Web」や、他のMicrosoftのプログラムを、顧客にオンラインでダイレクト販売可能となる。
DellのGlobal Digital Distribution部門ゼネラルマネージャーであるGeoff Surkamer氏は、「日々の節約およびオンデマンドのアクセスというメリットにより、Dell Download Storeでは、顧客に対して、価格と即時性という2つの分野で、リクエストに応えることができる。そのうえ、ダウンロード販売は、パッケージングにかかる素材を不要にするため、より環境に優しい仕方でソフトウェアを提供可能である」と述べた。
Dell Download Store上では、「Microsoft Office Professional 2007」が、現在448ドルで販売されており、StaplesやBest Buyでは、正規小売価格の499ドルで販売されているのと対照的である。
1月に立ち上げられたDell Download Storeには、毎月およそ1万人が訪問してきたと、Dellは明らかにしている。Dell Download Storeでは、McAfeeやIntuitなど、他のメーカーが提供する、さまざまなプログラムも販売されている。
このところDellは、事業の底上げを狙い、多種多様な新市場を開拓すべく、精力的な活動を展開してきた。同社は、最近になって、中小企業向けに、無料のオープンソースソフトウェアを提供する計画について語るようになった。また、さらなる販売網の拡大を目指して、他のIT企業の買収なども視野に入れているようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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