AppleがWindowsとMacに対応した「Safari 4」正式版を公開したのと同じ米国時間6月8日、Mozillaは「Firefox 3.5」ベータ版のアップデートであるFirefox 3.5のプレビュー版を発表した。OSはWindows、Mac、Linuxに対応する。Mozillaはこのアップデートをベータ版とも呼ばず、かと言ってリリース候補(RC)版とも称していない。
Firefox 3.5のベータ4を利用している場合は自動的に、プレビュー版と呼ばれる最新版へアップデートされる。ユーザーは同ブラウザのヘルプメニューから「ソフトウェアの更新を確認」を選択して最新版をインストールすることも可能。
Mozillaはプレスリリースで、80万人以上のFirefox 3.5ベータ版ユーザーの力を活用してさらに変更が加えられたFirefox 3.5のプレビュー版をテストすると述べている。最新版は一般ユーザーが利用しても支障がないレベルに達しているように思われるが、深刻な問題が依然として含まれている可能性もあると、Mozillaは示唆している。
最新版は、多数のバグ修正による安定性の強化、MozillaのJavaScriptエンジン「TraceMonkey」の調整、Oggベースのオーディオおよび動画標準のサポートの改善などを特徴とする。概してベータ5と名付けるのが妥当に思えるが、「プレビュー」と呼ぶことで目を引くのが、今回のネーミングの狙いだろう。Microsoftが「Windows 7」ベータ版で実証したように、ファン層を活用して潜在的な問題を見つけるのは悪いやり方ではない。
同プレビュー版では、目立たないがインターフェースが変更されていることにも筆者は気がついた。これまで緑だったタブ管理ボタンの十字の色が灰色に変わっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力