ストリートビューで「施設のなか」見たい!?

アイシェア rTYPE リサーチ2009年06月09日 12時26分

 Google マップで、ストリートビューに関する新たなパートナープログラムが開始された。施設運営者の直接申請により、Googleマップが施設内を撮影。その後ストリートビューに掲載するというものだ。

 これにより施設内(テーマパークや観光名所なども含む)の様子を実際に訪問しなくてもウェブ上で見られるようになるのだが、ネットユーザーの利用意向はどうだろうか。20代〜40代の男女に調査を実施し、569名の回答を集計した。

 回答者のうち、ストリートビューを「知っている」と答えたのは、全体の86.3%。第1回調査時(2008年8月)と第2回調査時(2008年10月)は 7割だったのに対し、半年の間に1割以上も認知度が高まっていた。

 また、認知者のうち利用経験者は77.4%。第1回の65.9%、第2回の71.9%に続き増加傾向で、第1回では半数強程度だった女性の利用率も今回は7割に達した。ストリートビューは定着化しつつある様子だ。

 このような回答者達がインターネット上で最も利用することが多い地図は「Google マップ」で57.5%を占めてトップ。続く「Google マップ以外の地図」は37.8%、「ネット上で地図を利用したことがない」人は4.7%だった。

 2009年5月にGoogle マップで開始されたストリートビューのパートナープログラムの概要を提示した上で、施設内(テーマパークや観光名所なども含む)の画像がストリートビューで見られるようになったら、施設に行く前に利用したいか聞いてみた。

 「利用したい」とした人は35.9%、「たぶん利用する」が39.4%で「利用意向がある」人は75.2%にのぼった。特に、30代では80.5%が利用意向を示しており、関心の高さがうかがえる。

 ネットで利用することが多い地図別に見てみると、「Google マップ」とした人は84.4%が「利用意向がある」と回答。「Google マップ以外の地図」とした人も68.8%が利用意向を示しており、パートナープログラムは今後の「Google マップ」全体の利用率アップにもつながるかもしれない。

 ちなみに、「利用意向がある」人に、パートナープログラムによりストリートビューに掲載してほしい施設を挙げてもらったところ、「東京ディズニ―リゾート」や「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」といったテーマパークが目立つなか、「寺院」や「城」などの文化遺産、さらに「全国のライブ会場」、「駅構内」や「大学」といった生活に密着したところまで多岐にわたっていた(自由回答)。

施設内の画像がストリートビューで見られるようになったら、施設に行く前に利用したいか

■関連調査:ストリートビューに関する意識調査(2008年8月28日)
■関連調査:ストリートビューに関する意識調査(2回目)(2008年10月28日)

 調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。

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