メリーランド州に住む16歳の少女が、Facebookを通じて友達になった、英国オックスフォードシャー州に住む少年が悩んでいることに気づいた。その少年は、現地時間4月1日の夜遅く「しばらく前から考えていたことを実行に移すつもりだ。そうしたら、みんな分かってくれるだろう」というメッセージを少女に送った。
少女は少年の住所を知らなかった。しかし、すぐにこれは深刻な事態だと感じ、両親に伝えた。
少女の両親による通報は、ホワイトハウスを経由して英国大使館に伝えられ、同大使館はスコットランドヤードとオックスフォードシャー州の地元警察に連絡した。
分かっているのは少年の名前だけだったが、当局は迅速に動き、可能性のある住所を8カ所に絞り込んだ。
8カ所それぞれに警官が赴き、Facebookのメッセージが書かれてから3時間足らずで少年が発見された。
少年は薬物を過剰摂取していたが、一命をとりとめた。
これと同じような話はほかにもある。2009年2月には、MySpaceのある会員が、悩みを抱えたティーンエージャーの命を救った。英国の少年の一件と同じ週の4月3日には、カリフォルニア州サンノゼ在住の女性が自殺しようとしていることをTwitterで告げたところ、女優のDemi Moore氏と、TwitterでMoore氏をフォローしているユーザーたちが助けた。
「困ったときの友こそ真の友」ということわざがあるが、時には意外なところに「真の友」がいるものだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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