YouTubeは先週末、さまざまな国のユーザーが動画を楽しめるよう、字幕支援機能を発表した。この機能は、機械翻訳を利用して動画の字幕をユーザーが選択した言語にリアルタイムで翻訳するというもの。
この機能を利用するには、プレイヤーの右下にあるキャプション機能をオンにすればよい。ドロップダウンメニューを使って動画をどの言語からどの言語に翻訳したいのかを設定できる。残念ながら、現時点では、ユーザーの翻訳言語設定を記憶できないようだが、今後このような設定保存機能が加わる可能性は高そうだ。
感動的なのは対応言語の数だ。Googleの翻訳機能「Google Translate」と同じツールを利用しているので、36言語から選択できる。もちろん、これらの機能すべては、動画が字幕付きかどうかによる。YouTubeに投稿されている動画の多くは字幕が付いていない。
筆者の夢は(あくまでも夢だが)、YouTubeがすべての動画の音声をテキストに自動変換してくれるようになることだ。長い動画コンテンツの場合、適切なタイミングで区切られた字幕をつけることは難しいからだ。
YouTubeの最新機能を試したいユーザーは、Robocopが将棋を打つこの動画(オリジナルは日本語)でどうぞ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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