おそらく、Zuckerberg氏はハーバード大学のキャリアカウンセラーからこのアドバイスを聞き、肝に銘じたのだろう。好きなことをしなさい、利益は後からついてくる。今のところ、Mark Zuckerberg氏がFacebookに最も求めているものは、収支にあまり悩まされることなく、Facebookがさらなる成長を見せてくれることだ。
ドイツのFrankfurter Allgemeine Zeitung紙のブロガーとのインタビューで、Facebookの共同創設者で最高経営責任者(CEO)のZuckerberg氏は、この件について、「成長が一番であり、利益は二の次だ」と断言した。
もちろん、人気に見合う儲けを手にする戦略を今なお練っているサイトにとって、これは哲学というよりも、現実的な問題といえるかもしれない。そして、驚くことに、世界経済が悪化している状況にあっても、Zuckerberg氏は、時間はたくさんあると語っている。同氏は次のように述べている。
しかし、すばらしいインターネット企業はすべて、サイトでの業務内容に見合った儲け方を見つけている。ソーシャルネットワークが検索と同じ方法で収入を得られるとは思っていないが、どちらのサイトでも、人々は情報に価値を見いだしている。Facebookが同様のビジネスモデルを見いだせる自信はある。しかし、まだ検証段階だ。あるグループはターゲティング、また別のグループは友だちからのソーシャルリコメンデーションに取り組んでいる。3年後には、最適なモデルとは何かを見いださなければならない。
Facebookの最高執行責任者(COO)であるSheryl Sandberg氏は2008年夏に、ソーシャルネットワークの焦点は成長にあると、基本的に同じことを述べていた。
2人の幹部はどのように責任を分担しているのだろうか。Zuckerberg氏は、6カ月前にFacebookに入社したSandberg氏について次のように語った。
彼女はすばらしいマネージャーだ。Facebookの国際的な組織を構築するのに優れた手腕を発揮している。わたしはFacebookの方向性、特に製品開発や全体的な戦略に集中し、多くの時間をエンジニアや製品開発者との仕事に費やしている。われわれは協力して仕事をしている。
また、Zuckerberg氏は、自分が上司であることも明言した。
Facebookの「Windows Live Search」の統合、国際的な成長、新規株式公開(IPO)の可能性に関するZuckerberg氏の見解を含むインタビュー全文は、「Facebook CEO Mark Zuckerberg: Our focus is growth, not revenue」をご覧いただきたい。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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