カリフォルニア州サンマテオ発--消費者の社会的意識が高まっていることを受け、eBayは2008年夏、WorldofGood.comの正式ローンチを支援する計画だ。eBayで同プロジェクトを担当するゼネラルマネージャーRobert Chatwani氏によると、フェアトレード製品を販売するマーケットプレイスになるという。
eBayはすでにフェアトレード企業のWorld of Good Inc.と提携し、再利用素材を使った製品や公正な価格で取引された製品などに関心がある消費者向けのコミュニティサイトを立ち上げている。だが、2社が開設を予定しているショッピングサイトは、「社会意識の高い消費者」をターゲットにしたものになるという。当地で5月20日に開催されたDow Jones Environment Conferenceで、Chatwani氏が明らかにした。
Chatwani氏によると、この消費者セグメントは合計で、グリーン製品に年間450億ドルを費やしている試算だという。
2日間の同イベントでパネルに参加したChatwani氏は、「このセグメントの消費者はeBayユーザーではない。現在、このセグメントに占めるeBayユーザーの比率は、7%〜12%程度に過ぎないと見積もっている。われわれの事業拡大につながるものになる」と述べた。
Chatwani氏がWorldofGood.comの着想を得たのは、3年前にeBayの従業員とインドを旅行したときだという。Chatwani氏らはインドで、オンラインで販売できそうな現地熟練工による品物を見つけた。そして、売り上げの一部を作成した職人に還元できると考えた。そこでこの構想を試したところ、うまくいった。eBayはその後、海外の地元の作品を世界で販売することで新興国の貧困を解決しようとするグループ、World of Goodと提携した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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